猫とランプの軽読ブログ

猫とランプのブログ。

2019-01-01から1年間の記事一覧

令和1年、平成31年。

思えば、自分の一年は希望で満ち溢れていた。 死ぬほどお世話になった所を去り、未経験の業界に足を運び、女性に振られた。 それだけだった。 生きるための最低限の営みをこなした後、いつでも雨戸が閉まっていて、いつでも電源の入れてある楽器のある部屋に…

未来の恋人へ コード進行

Intro | F#m7 | EM7 | ×2 A | F#m7 | EM7 | F#m7 | EM7 | | F#m7 | EM7 | B/C# | | ×2 B | DM7 | C#m7 | DM7 | C#m7 | | DM7 | C#m7 | B7 | | A' | Gm7 | FM7 | Gm7 | FM7 | | Gm7 | FM7 | C/D | | B' | EbM7 | Dm7 | EbM7 | Dm7 | | EbM7 | Dm7 | EbM7 | Dm…

未来の恋人へ

君が寝ている間、たぶん君の好きな子は彼氏とセックスしてるし、君があげたプレゼントはたぶんお金に変わったか、埃をかぶっているよ。 そういった間が悪い、僕のような全ての人たちに猫とランプの現在製作中のアルバムを聴いてほしいと思う 今、恋以外にも…

Alone Again(naturally)

世の中で、一番不幸なのはあなたでもあるし、僕でもある あなたは身勝手な男性のせいで、宙に浮いているし、僕はずーっとひとりぼっちで宙に浮いている 僕らが一緒に居たら、二人で飛んでいけるじゃないか あなたはずーっと浮いてるくせに、地面が恋しいよう…

神様がくれたもの

額にはひどい汗、ライブ当日、僕は倒れ込んでしまった。 リハーサルを終えて、アドレナリンが身体から消えた瞬間、節々を支える力も一気に抜けて。 恥ずかしながら、僕は寒さに弱い。 てんで頼りない身体はすぐに別室に隔離され、そこには毛布と布団が用意さ…

消えてくれないおくりもの

知らぬ間に左肩にキズができていた 触ると痛いような おそらく血が出ていたであろうキズ 怪我をした覚えはないのに 無意識に左肩を掻くもんだから キズに気づいてしまった 治りかけが痒い 少し伸びた爪で 傷つけないように でも痛いくらいがちょうどいい せ…

war is over

そう、this is christmas. ってジョン、マジで? リバプールで聞いたけど、25日もヨーコとセックスドラッグロックンロールだったんしょ? そう、this is christmas. そうですか。 ヨーコと付き合ってるから知ってると思うけど日本人は変だからさ、みんな桜の…

足下のクリスマス

下を向いている 下を向いているんではなくて 見ている 俯いているんではなくて 見ている 前から人が来て 不用意に目があったりしたら カップルが 見つめあってたりしたら 「居酒屋どうですか〜」 声をかけてくるお兄さんに 捕まったりしたら 間違っても 人間…

悲しいことは

ひとりぼっちの部屋は、とても広くてとても静か 少しでも悲しくなると、部屋いっぱいにネガティヴが広がる だから、要らないものを置くことにした 大きすぎるソファ 壊れてイカしたラジカセ ばあちゃんのくれた人形 かつての恋人の電子ピアノ そうしたら、行…

わたしの雨

冬になると、みんなで厚着をする みんな、モコモコしだす 手をつなぐ 息が白く出ると、わたしたちを隔てているものが目に見える 手をつなぐ みんな これは、クリスマスに降るわたしの雨 わたしと同じみんなの雨 黒くて鋭い雨 イルミネーション、ツリー、恋人…

優しい雨

雨。 雨。 雨つづき。 シトシト ポタポタ ザーザー パチパチ ボトボト 冬の雨は冷たい 濡れたら寒い でもどこか凛としている 気がする 道路の水溜りに 家がきれいに反射している 車の明かりが 信号の青が 街頭の白が 少し伸びて 近くに寄ってくる 目が悪くて…

恋 コード進行

恋 key:F&F# Intro | FM7 | BbM7 | A それは〜 | FM7 | BbM7 | Am7 | D7 | 春の訪れ〜 | Gm7 Gm7/C | FM7 Dm7 | 小さく〜 | Gm7 Gm7/C | | FM7 | BbM7 | A2 もいちど〜 | FM7 | BbM7 | FM7 | BbM7 | ほんの〜 | Am7 | D7 | 夏の星空〜 | Gm7 Gm7/C | FM7 Dm7…

インカミング

‪都内某所、遅刻魔の自分が珍しく40分前に目的地周辺に着いた。‬こんな日はもう一つ珍しい事をしてみようと、普段は散歩するところをおとなしく、カフェで暇を潰す事にした。 春の訪れを感じさせる瑞々しいボサノヴァとコーヒーの匂いで、自分には不相応な場…

恋 曲詩・松本大地 それはあくまで 小さなちからほんのわずかな ちから 春の訪れの中に 光の中に小さくたたずむ もう一度なんて 言ってもムリさ思い出の中 目を凝らしたりほんの些細な ちから 夏の星空の中に 光の中に小さくたたずむ 短すぎる夜だから 気づ…

リボン

制服のまま、2人は出かけた。 手を繋いで、買い物やトイレので離れてしまった手をもう一度握るタイミングに戸惑う。 ファストフードを奢ろうか迷う。 インカメラで顔がこわばる。迷う。 制服だから、すぐに夕日が落ちていった。 制服だから、帰らなきゃ。 制…

思い出のヨーヨーの中で

僕は、猫とランプにおいて極めて個人的な曲と詩を書いている。 そして、その中でも特に思い出のヨーヨーをひどく気に入っている。 今日、助手席の日焼けも下ろすような眩しい夕焼けを浴びながら、目の前を通った新京成電鉄にそんな事を思わされた。 「君を夕…