猫とランプの軽読ブログ

猫とランプのブログ。

 

曲詩・松本大

 

 

 


それはあくまで 小さなちから
ほんのわずかな ちから

 

春の訪れの中に 光の中に
小さくたたずむ

 

もう一度なんて 言ってもムリさ
思い出の中 目を凝らしたり
ほんの些細な ちから

 

夏の星空の中に 光の中に
小さくたたずむ

 

短すぎる夜だから
気づかずそっと寝ちゃうから
電話しないで ひとりきり君を

 

それはあくまで 小さなちから
すごく大きな ちから

 

秋の黄昏の中に 光の中に
あらゆるものに 見える

いずれ溢れてしまって

見えなくなってしまう

 

それはあくまで 小さなちから
ほんの小さな こと

 

 

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