思い出の夏
猛烈な暑さ、日本。
早いものでもう1週間が経ってしまいました。
かさめいです。
先日母親と2人で話題のアニメーション映画を観に行きました。
喋れるようになってしばらくの小さな男の子が、家族をめぐる過去と未来を行き来するファンタジー。
男の子が自転車の練習をするシーンがあったので、観賞後、母親とその話題で盛り上がりました。
なかなか乗れなかったけど根性はあっただの、転んでも泣かなかっただの、当時の私は結構頑張れる子だったみたいですね。えらい。
それにしたって、何日も何時間も練習に付き合ってくれた両親のおかげで、今でも自転車に乗れているわけで。
自転車を練習してた時の記憶なんてほとんど覚えていないのに、乗れた時のゾワゾワとした興奮に限っては、映画を観ていた時も鮮明に思い出せるほどに強烈なものだったらしい、です。
ありがとうお父さんお母さん。
夏になると思い出される吹奏楽コンクール。
実は小、中、高校と吹奏楽部に所属していた。「高校生になったら軽音部に入る!」と意気込んだ入学したてのわたしは何を血迷ったか、軽音部の活動が少ないというのを聞いて吹奏楽部と兼部をすることに決めた。
というのも中学時代、休みのほとんどなかった吹奏楽にはやり尽くした感を覚えていた。
そんなこんなで高校まで続けた吹奏楽も、もともと練習が好きではなかったから、1日何時間も個人練があるときは何をしたらいいのかわからなかったし、うとうとしてしまうことなんて数えきれないほどあった。
それでも吹奏楽部の一大イベント、コンクールの時期はひとつでも先の大会に進むために、防音用の毛布を敷き詰めた暑すぎる音楽室で手に豆ができるほど練習した。
練習した分結果がついてくる時と、ついてこない時がある。
高校3年夏のコンクール。
東関東大会を目の前に、出場の切符を逃した。
あのときうとうとしないで練習してたら、
個人練頑張ってたら、
あそこでミスしなかったら、
もうやり直せない過去のことを悔やむ。
ああ、みんな後悔しないために練習するんだ、と気づいたのが遅かったかもしれない。
今でもあの文化会館の前で大泣きした暑い日を思い出す。
「平成最後の夏」なんていいますが、
皆さま悔いの残らぬように。
かさめいでした。