少し大人になったわたし
台風が去って暖かいムシっとした風が吹いていた今日の夕方。
台風に飛ばされずに済んだかさめいです。
6日から3日間大学のゼミ合宿で軽井沢に行ってきました。
高速バスから降りて感じたひやっとした空気に、避暑地という言葉を半ば信用していなかったからかびっくりしました。
合宿の直前に急いで書き上げた卒論レポートを悔しい気持ちで発表して「10月にはある程度完成に近い状態に…」なんて宣言してきました。頑張れわたし。
先日塗ったマニキュアが剥がれてきたので、思い出してしまった昔話。
小学校に上がる前、サンタさんからのプレゼントはきまってコスメボックスだった。トイザらスの広告が入ってくると他のゲームなんか目もくれず、一目散に「これにする!」とキラキラしたピンク色のボックスを指差していた。
25日より何日か前から、寝る前ベランダに向かってお願いをしていたのに、願えども願えどもわたしの元にコスメボックスは届かない。
いよいよ届いたのはバスケットボールだった。
自然に涙が出てきて、サンタさんにお願いするときは良いことをしないといけないんだと、クリスマス前はいい子を心がけて過ごした。
そうしてお願いには手紙がいいのかもしれないと閃いて、うんと色ペンを使って手紙を書いてみた。
が、案の定その年も別のものが届いた。
それ以降はサンタさんにあまり期待しなくなったのか、何をもらったのかほとんど覚えていない。
何年か経ったある時、母親の使っていなかったドレッサーをふと開けてしまった。
そこにはいつだかに書いたサンタさんへの手紙。
「そういうことだったのか」
と、その瞬間少し大人になったわたし。酸っぱい思い出。
未だにわたしのもとにはサンタさんが来てくれるので、いい子にしてるんだと思い込んでいます。
サンタさんなんて言うので、少し涼しくなりましたかね。
かさめいでした。